ワールドカップ３位決定戦　ブラジル対オランダ

　ワールドカップも後２試合。今日は、３位決定戦です。

　３位決定戦が必要かどうか、と論議されていますが、とにかくすると決まっている以上、何よりもチケットを購入してくれたファンがいる以上は、選手には良い試合をする義務があります。

　しかしながら、結果は……。３－０で、オランダが勝ちました。

　ブラジルは立ち直っていませんでした。前半たった２分でPKを取られて、またもやパニックに陥ってしまったのでしょうか。これはもうPTSDとしか言いようがありません。ブラジルの良かったところは？と聞かれると……うーむ。オスカルだけは、頑張っていたかな。

　対するオランダは、落ち着き払った試合展開。守備の固さは相変わらずです。ブラジルは、ドリブルで上がりまくるロッベンをどうしようも出来ないんですよね。今回は３失点でとどまりましたが（そう言うしかない）、試合は完全にオランダのもの（当たり前ですよね）。

　アディショナルタイムには、オランダがキーパーを替えます。これで、オランダチームの選手は、キーパーを含めて全員が出場したことになります。オランダ選手に取っては、この上ない喜び。ブラジルにとっては、屈辱そのものだったことでしょう。

　ちょっとしたことから、チームが崩れていく試合は何度も見たことがあります。しかし、今回のブラジルはかなり重症です。あまり精神論を振り回すのは好きではないんですが、準決勝以降のブラジルは心と集中力の崩壊としかいいようがないでしょうね。

　ブラジルは、歌を忘れたカナリアでした……。