皆さん、ご存じのように日本は4-1で敗れ、決勝トーナメント進出を逃しました。ニュースで報道されているので、詳細は省きますが、勝つしか道がない試合でした。そして、日本は試合の最初からガンガン前に行きました。様子を見ている余裕などない、とにかく点を取らねば、という気迫を感じました。
結果的に、シュート数は圧倒的に日本が上。コロンビアは省エネサッカーで、鋭いカウンターで得点を積み重ねていきました。おまけに、コロンビアは1.5軍でした。でも、強かった。
世界の壁と言います。でも、W杯が始まる前から、世界の壁が厚いことも、ランキングで日本がグーンと下であることもわかっていたことです。それでも、まさかと思ったコスタリカの大躍進があったように、試合ってやってみなければわからないんですよ。だって、誰がスペインが2戦戦っただけで敗退を決めると思っていました?
ドログバが強いことはとっくにわかっていたのに、彼が出てきた途端、日本は凍り付いてしまいました。ギリシャは10年前からああいうサッカーであることをわかっていたはずなのに、それを崩す手立てを持ちませんでした。それでも、何とか第三戦まで夢をつなぎました。
本田は、「目標は優勝です」と言って、ブラジルに立ちました。ビッグマウスと言われる彼のことです。笑って聞いているしかないけれど、それでも出場するからには、それぐらいの気持ちを持っていることは必要だと思うのです。
それは、リーガを見て散々経験したこと。最初から、チャンピオンズリーグ圏内が目標です、なんて言っていたら、ヨーロッパリーグ圏内だって難しい。試合はやってみなければわからないんですから、優勝を目指すぐらいじゃないと、チャンピオンズリーグ圏内は手に入らないのだということを何度も感じました。
監督やスタッフ、選手たちの4年間の努力は、今日ピッチで潰えましたが、彼らは、日本に敷かれたサッカーのレールのまだまだ最初を歩む者たちです。4年後を目指す者もいれば、これで代表引退を考える者もいるでしょう。今の彼らには、4年後は考えられないでしょうが、それでも人生は続いていきます。
感動をありがとう、なんて言いません。世界のサッカーファンはそんなに甘くないから。でも、とりあえずお疲れ様でした。見直すことは沢山あります。これから、時間をかけて修正していってください。
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ワールドカップ 日本対コロンビア戦
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