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Channel: 銀幕と緑のピッチとインクの匂い
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ヴィヴィアン・リー

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永遠のスカーレット・オハラ―ヴィヴィアン・リー物語 (1977年) (集英社文庫―コバルトシリーズ)/草鹿 宏

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ヴィヴィアン・リー―風と共に去りぬ (シネアルバム 17)/著者不明

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ヴィヴィアン・リー/アン・エドワーズ

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 ブロ友さんが、大好きだというヴィヴィアン・リーのことを書いていらっしゃいました。彼女の喜びと悲しみの人生を、自分自身の言葉で綴っておられ、感動しました。

 中学生ぐらいから、私は世界映画俳優名鑑、女優名鑑、さらには名画全史などを買って、映画の勉強をするようになりました。ページをめくって、この人ハンサム音譜、この人綺麗音譜、ああ、この映画見たい!と溜息ばかりついておりました。

 それから、俳優さんの伝記を買いあさるようになりました。一番最初に買ったのが、『永遠のスカーレット・オハラ~ヴィヴィアン・リー』でした。小学校5年生の時に見た『風と共に去りぬ』の印象が強烈で、この本を見つけた時は即買いでした。当時一世を風靡していた集英社コバルト文庫だったのですが、他にもオードリー・へプバーンの伝記も買いましたし、当時はこういう本も出していたのです。
 
 ふと懐かしくなって調べてみたら、なんとまあ、古本で某密林サイトで出ていることを発見して驚きました。

 さらには、シネアルバム。これは、俳優の写真集でして、これも買いあさりました。ただし、こちらは文庫本と違ってお高いものでして、そうそう買えるものではなく、何かのプレゼントで親にねだったり、お年玉が入った時に買ったり、と少しずつ少しずつ集めていきました。これも今はない本です。ポートレイトだけでなく、写真つきのフィルモグラフィーもついていて、こんな映画に出ているんだ、ということがわかって勉強になりました。沢山の俳優のものを持っていましたが、ヴィヴィアン・リーのこの本も持っていました。

 そして、アン・エドワーズのヴィヴィアンの伝記。これも持っていました。いや、今も持っているのですが、手元になくて、みんな過去形になります…。

 ヴィヴィアン・リーといえば、炎のスカーレット・オハラが一番にイメージされます。そして、ローレンス・オリヴィエとの不倫、アメリカへの逃避行も。激しい人生を生きた人でしたが、その激しさゆえに、心が深く傷つき、闘病することにもなってしまいました。彼女にとって、人生は輝かしい微笑を見せるものであったのに、時にあまりに残酷なものでもありました。

 今の時代、懐かしい本をこうしてネットで探せるのですね。

 え?そうやって、勉強を重ねて、映画好きになったのか、って?そうです、そうです。ただ好きなだけじゃなく、ちゃんと勉強をしたのです。

 ええ、今はっきり思います。中高生の時の私にタイムスリップして会えたなら、必ず言います。
「映画の勉強に費やす情熱と時間を、勉強に向けなさい!その方が人生の役に立つよ!!」


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