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BLADE RUNNER
1982年アメリカ映画 WB カラー 117分
監督 リドリー・スコット
出演 ハリソン・フォード ルトガー・ハウアー ショーン・ヤング エドワード・ジェームズ・オルモス ダリル・ハンナ ブライオン・ジェームズ ジョアンナ・キャシディ
2019年、酸性雨が降りしきり、昼になっても暗いロサンゼルス。植民惑星から逃亡した人造人間=レプリカントを処分する特捜刑事=ブレードランナーのデッカード(ハリソン・フォード)は、殺人を犯して逃亡する4体のレプリカントを追う任務に就く。ネクサス6という最新型である彼らは、一見しただけでは普通の人間と区別がつかない。デッカードは、ネクサス6型を製造するタイレル社に行き、社長秘書レイチェル(ショーン・ヤング)に対して警察のレプリカント識別テストを試してみるが……。
ファイナル・カットは、2007年に公開25周年を記念した再編集版です。
原作は、フィリップ・K・ディックの『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』。音楽が、ヴァンゲリスで、これが格好良いのです。
SF映画の中でも、ベストいくつに選ばれるリドリー・スコットのカルト的人気のある傑作SFです。
画面はとにかく暗いです。夜が暗いのは勿論だけれど、昼も暗い。近未来、環境が汚染されているという設定なんでしょうね……。でも、2019年って、今年ですよね……。いきなり、怪しげな日本語が聞こえてきます。屋台のおじさんの声。あの有名な「ふたつで十分ですよ」。ハリソン・フォードが何か注文すると、おじさんがそう答えるんです。何がふたつで十分なのかな。うどん玉かな?
植民惑星で、奴隷のように働かされているレプリカントが4体脱走します。そのレプリカントを追いかけて、処分するのが、ハリソン・フォード演ずるブレードランナーの役目なのです。レプリカントのボスがルトガー・ハウアー演ずるロイ。最新型のレプリカントである彼は、とにかく強いです。人間の力なんて、目じゃないです。他にも、体操選手の如くバック転を繰り返す退廃的美女のダリル・ハンナも面白いですね。それから、レプリカントを製造しているタイレル社の秘書ショーン・ヤングの、一本の髪の毛さえほつれていない、その整えられた美しさも目を惹きます。
レプリカントって、ただのロボットじゃないんです。会話は勿論、模造記憶まで埋め込まれていて、心臓がないだけで、ほとんど人間なんです。彼らには、寿命が決められていて、それは4年。4年が来ると、ジ・エンド。何とも可哀想な存在でもあるのです。だからこそ、ルトガー・ハウアーは反乱を起こします。何故なら、もっと長生きしたかったから。
ここまでハードなSFだと、私にはうまく解説できませんが、ハリソン・フォードより、ルトガー・ハウアーの名演が光りました。最後は…重いなあ。色々考えさせられてしまいます。
映画公開時には、ハリソン・フォードのモノローグがあったそうで、そちらで見てみたかったです。
トレイラーです。