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THE BRAVE ONE
1956年アメリカ映画 RKO カラー 100分
監督 アーヴィング・ラパー
出演 マイケル・レイ ロドルフォ・オヨ・Jr フェルミン・リヴェラ カルロス・ナヴァロ
メキシコの農村。レオナルド(マイケル・レイ)の家で、嵐の夜に生まれた子牛に、レオナルドは、ヒタノという名前をつけて可愛がる。ヒタノは、闘牛として闘うために生まれた牛だった。しかし、牧場主の好意で、ヒタノは、レオナルドのものとなる。レオナルドとヒタノは、互いの友情を深め合う。しかし、牧場主が突然亡くなり、レオナルドは、譲渡証書をなくしてしまったために、牛を取り上げられてしまう……。
原案ロバート・リッチが、この年のアカデミー賞原案賞を受賞した作品です。ロバート・リッチとは、実はダルトン・トランボの偽名。ハリウッド赤狩りで、追放されたトランボですが、こうして名前を変えて発表していました。
ヒタノは、ジプシーという意味です。ヒタノの誕生に立ち会ったレオナルドは、子牛時代から可愛がって育てます。やがて、ヒタノはとても美しい大人になります。ヒタノは、闘牛として生まれたのですが、そうしたくないレオナルドは、自ら牧場主に懇願して、ヒタノを自分のものにします。これで、ヒタノはずっとレオナルドの家にいて、闘牛となる必要はないのです。ところが、善良は牧場主が突然に亡くなり、レオナルドとヒタノの運命が大きく変わっていきます。
クライマックスの闘牛場の迫力。沢山の観客。闘牛士たちの、華麗な身のこなし。見どころは、沢山あります。主演のマイケル・レイの、ひたむきな瞳が、観客を感動に誘います。
こうした幻の名作が、ブルーレイで発売されるようになったのも、トランボ旋風のお蔭でしょう。
トレイラーです。