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Channel: 銀幕と緑のピッチとインクの匂い
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『大脱走』~大脱走マーチ

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大脱走 製作50周年記念版コレクターズ・ブルーレイBOX (初回生産限定) [Blu-ray]/スティーブ・マックィーン,ジェームズ・ガーナー,チャールズ・ブロンソン
¥5,980
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 いよいよこの映画のブルーレイが出ます。それもおまけいっぱいのコレクターズボックス。せっせと貯めたギフト券で、遂に予約しようと思います。


 この映画は高校生の時にTVで見てはまりました。あの頃は、長い映画は、大抵前後編で2週にわたっての放映でした。前編が終わるのは、収容所でアメリカの独立記念日を祝って、その間に…というところでした。


 映画は第2次世界大戦中、ドイツの捕虜収容所で起きた集団大脱走を描いています。将校たちの収容所なので、比較的自由に彼らは過ごしています。脱走を一種の義務、あるいはもはや楽しみとさえ考える彼らは、とんでもない脱走計画を立てるのです。これは、ポール・ブリックヒルの実話で、本屋で原作を取り寄せてもらいました。


 この映画で、私は男性集団映画にはまりました(笑)。女性なしの、男性たちのロマンと友情とかなりの無茶がツボにはまってしまいました。


 主人公はご存じのとおり、スティーブ・マックイーンです。バイクで逃げるあのシーンはあまりに有名ですね。私は、独房の壁にボールをぶつけているシーンが特に好きです。


 そして、私はこの映画で、ジェームズ・ガーナーにはまりました。口八丁手八丁で何でも集めてしまう調達屋です。彼の飄々とした魅力が生きた役だと思います。背が高いし、格好良かったですね。それ以来、ずっと彼のファンです。


 あと、チャールズ・ブロンソン。トンネル堀りのエキスパートで、親友と一緒に脱走の根幹であるトンネル堀りを一手に引き受けます。例によって男くささムンムンなのに、トンネル怖い!ですものね(苦笑)。いやあ、あのシーンは、まだ高校生の私の心をわしづかみにしました。


 その他にもボスビッグX役のリチャード・アッテンボロー。その彼の相棒のゴードン・ジャクソン。マイペースのジェームズ・コバーンに、目の悪いドナルド・プレザンス。若かったなあと感動のデビッド・マッカラムなどスターが揃っています。収容所長であるハンネス・メッセマーの生粋のドイツ軍人ぶりも良かったし、それに相対する紳士のジェームズ・ドナルドも良かったですね。


 戦争中の悲しい話なのに、この曲を聴くと、気分が浮き立って仕方ありません。戦争の悲劇もしっかり描いて、さらに面白くて仕方ない最上のアクション映画のひとつです。





 

 


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