グレン・ミラー物語 [DVD]/ジェネオン・ユニバーサル
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¥1,543
Amazon.co.jp
THE GLENN MILLER STORY
1954年アメリカ映画 UI カラー 117分
監督 アンソニー・マン
出演 ジェームズ・スチュアート ジューン・アリスン ハリー・モーガン チャールズ・ドレイク ジョージ・トビアス
楽団員として暮らすトロンボーン奏者のグレン・ミラー(ジェームズ・スチュアート)は、お金がなくて、トロンボーンを質に入れたり、出したりの日々。ある日、ベン・ポラックが新楽団を結成することになり、楽士を募集する。友人のチャミー(ハリー・モーガン)とテストを受けに行くが、編曲者としての彼は必要とされていなかった。しかし、チャミーの機転で、ミラーの編曲が気に入られ、トロンボーンの演奏と編曲を両方することになる。やがて、ミラーはマネージャーのドン(チャールズ・ドレイク)と共に自分の楽団を作ろうとするが……。
有名なグレン・ミラーの半生を、音楽と強い夫婦愛を通して描いた作品です。グレン・ミラー役には、アメリカの良心と言われるジェームズ・スチュアート。大学の同窓で愛妻のヘレンに、良妻賢母の鏡ジューン・アリスンが扮しています。
前半はグレン・ミラーの売れない時代と、そんな彼からは想像出来ないような、ヘレンへの猛アタックが描かれます。ずっと連絡も取っていないのに、ヘレンに恋人だと言って電話してきたり、デートも中途半端のまま。グレンに呆れつつも、ヘレンは心の底の自分の声に従ってグレンの元に向かいます。
ジューン・アリスンが大好きな私としては、いつもニコニコしている彼女が素敵だと思います。夫が、自分の音楽を求めて逡巡する時、もうやめようかと悩む時、ジューン・アリスンがいつも後ろから、ドン!と背中を押すのです。彼女が、アメリカ映画界の象徴的な良妻と言われるのもわかる気がします。
ジーン・クルーパ、ルイ・アームストロングといった大御所も出演しています。ベン・ポラック、フランセス・ラングフォードなどの有名な方も出ています。この辺りの方は、私にはわからないので、楽しむポイントをひとつ失っているのが残念です。
そして、映画を彩る「ムーンライト・セレナーデ」「イン・ザ・ムード」「チャタヌーガ・チューチュー」。そして、初めから流れ続ける「茶色の小瓶」。さらに、なかなか舌が回らない「ペンシルバニア6-5000」。
パリからの特別中継の時は、涙腺が決壊します。
自分の独自のサウンドを追い求め、遂にそれを手に入れて、名声もお金も手にしたグレン・ミラー。愛する家族や友人にも恵まれて、幸せいっぱいだった筈の日々……。女性の私としては、それなのに、何故ああいう道を選ぶのか、と思ってしまいます。時代なのでしょうか。
「グレンの音楽は永久に残り、人々は踊り続ける」。見終わった後には、沢山のグレン・ミラー音楽が、頭の中で鳴り続けることでしょう。
名作です。
「イン・ザ・ムード」にのせてのトレイラーです。半分ぐらいからネタバレになっていきますので、未見の方はご注意ください。

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THE GLENN MILLER STORY
1954年アメリカ映画 UI カラー 117分
監督 アンソニー・マン
出演 ジェームズ・スチュアート ジューン・アリスン ハリー・モーガン チャールズ・ドレイク ジョージ・トビアス
楽団員として暮らすトロンボーン奏者のグレン・ミラー(ジェームズ・スチュアート)は、お金がなくて、トロンボーンを質に入れたり、出したりの日々。ある日、ベン・ポラックが新楽団を結成することになり、楽士を募集する。友人のチャミー(ハリー・モーガン)とテストを受けに行くが、編曲者としての彼は必要とされていなかった。しかし、チャミーの機転で、ミラーの編曲が気に入られ、トロンボーンの演奏と編曲を両方することになる。やがて、ミラーはマネージャーのドン(チャールズ・ドレイク)と共に自分の楽団を作ろうとするが……。
有名なグレン・ミラーの半生を、音楽と強い夫婦愛を通して描いた作品です。グレン・ミラー役には、アメリカの良心と言われるジェームズ・スチュアート。大学の同窓で愛妻のヘレンに、良妻賢母の鏡ジューン・アリスンが扮しています。
前半はグレン・ミラーの売れない時代と、そんな彼からは想像出来ないような、ヘレンへの猛アタックが描かれます。ずっと連絡も取っていないのに、ヘレンに恋人だと言って電話してきたり、デートも中途半端のまま。グレンに呆れつつも、ヘレンは心の底の自分の声に従ってグレンの元に向かいます。
ジューン・アリスンが大好きな私としては、いつもニコニコしている彼女が素敵だと思います。夫が、自分の音楽を求めて逡巡する時、もうやめようかと悩む時、ジューン・アリスンがいつも後ろから、ドン!と背中を押すのです。彼女が、アメリカ映画界の象徴的な良妻と言われるのもわかる気がします。
ジーン・クルーパ、ルイ・アームストロングといった大御所も出演しています。ベン・ポラック、フランセス・ラングフォードなどの有名な方も出ています。この辺りの方は、私にはわからないので、楽しむポイントをひとつ失っているのが残念です。
そして、映画を彩る「ムーンライト・セレナーデ」「イン・ザ・ムード」「チャタヌーガ・チューチュー」。そして、初めから流れ続ける「茶色の小瓶」。さらに、なかなか舌が回らない「ペンシルバニア6-5000」。
パリからの特別中継の時は、涙腺が決壊します。
自分の独自のサウンドを追い求め、遂にそれを手に入れて、名声もお金も手にしたグレン・ミラー。愛する家族や友人にも恵まれて、幸せいっぱいだった筈の日々……。女性の私としては、それなのに、何故ああいう道を選ぶのか、と思ってしまいます。時代なのでしょうか。
「グレンの音楽は永久に残り、人々は踊り続ける」。見終わった後には、沢山のグレン・ミラー音楽が、頭の中で鳴り続けることでしょう。
名作です。
「イン・ザ・ムード」にのせてのトレイラーです。半分ぐらいからネタバレになっていきますので、未見の方はご注意ください。