ちょっと前の試合になります。
メキシコには、バレンシアのグァルダードがスタメンで出場していますので、メキシコ応援でした。
この試合は、完全にメキシコペースのメキシコの試合でした。ボール保持もメキシコ。メキシコのペースで動いており、スペインに大勝したオランダが、驚くほど動けません。酷く暑いということなので、それも影響したのでしょう。しかし、メキシコが素晴らしかったです。オランダはカウンターを狙うのですが、シュートが決まらない。何と言ってもメキシコのゴールマウスにはオチョアがいます。予選リーグでブラジル相手にスーパーセーブを連発していたオチョアには、この日も神が降臨しておりました。
非常に暑い日ということで、前半、後半の30分に給水タイムが設けられたことが驚きでした。試合を中断して、3分間、選手が給水タイムを取るのです。そこには当然水と休息だけではなく、監督からの指示や、選手間の話し合いもあったことでしょう。身体のためではあっても、作戦タイムの様相を呈しているようにも思えました。この給水タイムの時間は、アディショナルタイムに加算されます。
後半3分、試合が動きます。メキシコのフォワード、ドス・サントスが相手ボールを拾い、遂にゴール!メキシコが先制します。ロッベンも、スナイデルも、打っても打っても、相手ディフェンダーとオチョアに防がれます。この日もオチョアは絶好調。そして、キャプテンのマルケスの献身的なディフェンスも効いていました。
完全にメキシコの試合。メキシコ選手の闘いぶり、戦術は見事と言うしかないものでした。
オランダは、ファンペルシーが下がって、フンテラールが入ります。
このままメキシコが勝つであろう試合でした。43分までは……。その時に、スナイデルの強烈なミドルが、神様オチョアの守るゴールネットを突き刺したのでした。
さらに、アディショナルタイムにロッベンをマルケスが倒したとして、PKを取られます。フンテラールがペナルティスポットに立ち、オチョアと対します。場内が静まりかえり、緊張の一瞬。フンテラールのシュートが決まり、試合はオランダ勝利で終わりました……。
メキシコが頑張り続けた90分。しかし、最後のたった数分で、全てが変わりました。内容は完全にメキシコ。でも、勝ったのはオランダでした。
アディショナルタイムのPKが、明暗を分けました。それがなければ、延長戦。しかし、最後の最後にPKを取られるとは…。それも、ロッベンがダイブっぽい倒れ方をしたのが余計に気にかかります。あれはPKを取らないで、逆にロッベンのシミュレーションを取る審判もいるでしょう。
試合を決したのは、結局審判だったという後味の悪さを残した試合でした。
トーナメント戦は冷酷です。勝ったチームは喜びを爆発させ、負けたチームは言葉もなく、涙と共にピッチに頽れます。まして、完全に勝ったと思ったメキシコの思いはどんなであったでしょう。でも、素晴らしい闘いぶりでした。結局負けてはしまったけれど、誇ってよい試合だったと思います。
メキシコには、バレンシアのグァルダードがスタメンで出場していますので、メキシコ応援でした。
この試合は、完全にメキシコペースのメキシコの試合でした。ボール保持もメキシコ。メキシコのペースで動いており、スペインに大勝したオランダが、驚くほど動けません。酷く暑いということなので、それも影響したのでしょう。しかし、メキシコが素晴らしかったです。オランダはカウンターを狙うのですが、シュートが決まらない。何と言ってもメキシコのゴールマウスにはオチョアがいます。予選リーグでブラジル相手にスーパーセーブを連発していたオチョアには、この日も神が降臨しておりました。
非常に暑い日ということで、前半、後半の30分に給水タイムが設けられたことが驚きでした。試合を中断して、3分間、選手が給水タイムを取るのです。そこには当然水と休息だけではなく、監督からの指示や、選手間の話し合いもあったことでしょう。身体のためではあっても、作戦タイムの様相を呈しているようにも思えました。この給水タイムの時間は、アディショナルタイムに加算されます。
後半3分、試合が動きます。メキシコのフォワード、ドス・サントスが相手ボールを拾い、遂にゴール!メキシコが先制します。ロッベンも、スナイデルも、打っても打っても、相手ディフェンダーとオチョアに防がれます。この日もオチョアは絶好調。そして、キャプテンのマルケスの献身的なディフェンスも効いていました。
完全にメキシコの試合。メキシコ選手の闘いぶり、戦術は見事と言うしかないものでした。
オランダは、ファンペルシーが下がって、フンテラールが入ります。
このままメキシコが勝つであろう試合でした。43分までは……。その時に、スナイデルの強烈なミドルが、神様オチョアの守るゴールネットを突き刺したのでした。
さらに、アディショナルタイムにロッベンをマルケスが倒したとして、PKを取られます。フンテラールがペナルティスポットに立ち、オチョアと対します。場内が静まりかえり、緊張の一瞬。フンテラールのシュートが決まり、試合はオランダ勝利で終わりました……。
メキシコが頑張り続けた90分。しかし、最後のたった数分で、全てが変わりました。内容は完全にメキシコ。でも、勝ったのはオランダでした。
アディショナルタイムのPKが、明暗を分けました。それがなければ、延長戦。しかし、最後の最後にPKを取られるとは…。それも、ロッベンがダイブっぽい倒れ方をしたのが余計に気にかかります。あれはPKを取らないで、逆にロッベンのシミュレーションを取る審判もいるでしょう。
試合を決したのは、結局審判だったという後味の悪さを残した試合でした。
トーナメント戦は冷酷です。勝ったチームは喜びを爆発させ、負けたチームは言葉もなく、涙と共にピッチに頽れます。まして、完全に勝ったと思ったメキシコの思いはどんなであったでしょう。でも、素晴らしい闘いぶりでした。結局負けてはしまったけれど、誇ってよい試合だったと思います。