戦争と平和 [DVD]/オードリー・ヘプバーン,ヘンリー・フォンダ,メル・ファーラー
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1956年のアメリカ・イタリア合作映画です。監督は、キング・ヴィダー。音楽は、ニーノ・ロータです。
出演は、オードリー・ヘプバーン、ヘンリー・フォンダ、メル・ファーラー、ヴィットリオ・ガスマン、アニタ・エクバーグなどスター揃いです。
あまりに有名なトルストイの同名小説の映画化です。ソ連版は、大長編ですが、こちらはコンパクトにストーリーをまとめています。
19世紀前半のナポレオンロシア遠征を皮切りに、ロシアが巻き込まれていく戦争模様を、3つの一族を中心に描いていく大河ドラマです。原作は、とにかく登場人物が多くて、それも当然のことながら、ややこしいロシア名なので、頭の中がウニになってしまいそうです。
ヒロイン、ナターシャはロストフ家の一人娘。夢多き、美しい少女です。彼女の周りには、兄ニコライ、小さな弟ペーチャ、従姉のソーニャがいます。そして、一家の友人であるピエールという理知的な大富豪の庶子である男性と、その親友アンドレイ。年頃の青年たちは、次々に軍隊に入り、戦争の嵐に巻き込まれていきます。ナターシャは、ハンサムなアンドレイと熱烈な恋に落ちますが……。
ナターシャがオードリー。ピエールをヘンリー・フォンダ。アンドレイをオードリーの夫であるメル・ファーラーが演じます。原作では、アンドレイは絶世のハンサム。ピエールは、非常に頭が良くて、確固とした信念を持つ人ですが、ルックス的には冴えないという人物なので、ヘンリー・フォンダでは格好良すぎるでしょう。でも、私はこの映画を見て、ヘンリー・フォンダに一目惚れしました。まだ、中学生か高校生の頃だと思います。眼鏡をかけて、物静かで、でもいつもナターシャを見守ってくれる男性です。
ナターシャの兄ニコライには、ジェレミー・ブレットが扮しています。ドラマ『シャーロック・ホームズの冒険』のシャーロックですね。若かったです。
この映画は、オープニングテーマが実に壮大で素晴らしいです。それは、また今度ご紹介するとして、今日は「ナターシャのワルツ」をご紹介します。この映画を見た時から、私が魅せられた曲です。ナターシャが、アンドレイと舞踏会で踊る曲。ナターシャの恥じらいや恋心が出ていて、可憐な曲です。
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『戦争と平和』~ナターシャのワルツ
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