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Channel: 銀幕と緑のピッチとインクの匂い
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『サウンド・オブ・ミュージック』~ドレミの歌

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 1965年のロバート・ワイズ監督の映画。ミュージカル史上の金字塔です。説明は不要でしょう。

 ミュージカル、いやいや映画音楽の名曲は数えきれないぐらいあり、かなり多くの人が口ずさめる名曲も沢山あると思います。しかしながら、この曲ほど、日本の老若男女に親しまれている曲はないのではないでしょうか。小さな子でもこの歌は知っていると思います。ただし、映画音楽ではあっても、ブロードウェイミュージカルの大ヒット作なので、まずはブロードウェイありきです。

 ご紹介の動画は、ワイド画面ではないし、最初と最後が途切れているのが残念です。ワイドじゃないと、アルプスやミラベル庭園の美しさが十分伝わらないし、何よりトラップ家の子供がきちんと7人映らないのです。この7人映らないというのは、結構イライラします。

 『サウンド・オブ・ミュージック』を初めて見たのは中学2年の時です。翌日の学校では、TVでこの作品を見た子が多くて、この話題で持ちきりでした。そして、英語の教科書に、「ドレミの歌」が(英語で)載っていました。早速、みんなで歌いました。勿論、舌は回らないし、もどきの歌を歌っていただけですが、みんなであの映画のナンバーを声を合わせて歌えるだけで幸せでしたね。

 そして、その後の私の人生は、いつも『サウンド・オブ・ミュージック』と共にあります。

 歌を知らない子供たちに、歌を教えるという前提で入る歌なので、展開としても割とスムーズに入っていけます。歌に入る前の、山へのピクニックの浮き浮き感が、そのまま歌に乗り移ります。子供たちが歌う楽しさを知った時の喜びが、アルプスの青い空いっぱいに広がる時の高揚感。

 もっともっと、歌を!と進んでいく歌のレッスン。そして、ミラベル庭園を歌い踊る時には彼らはすっかり歌の虜になっています。ミュージカルでは、歌える喜びを歌う曲が多いですが、やはりこの歌がその最高峰だと思います。

 うーむ、久しぶりに大画面で、ワイドでハイビジョンで、見たくなってきました。

 小さい頃は、「ドはドーナツのド」でしたが、今は雌の鹿としか歌えなくなってしまいました。「ラは、ソの次の音」。さすがのリチャード・ロジャースさんも、ラがつく歌詞を考え付かなかったのね、などと、色々考えて楽しんでいます。

 本日は、明日の記念すべき日のイブ(爆笑)なので、大好きな歌を今さらながらご紹介いたしました。


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