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Channel: 銀幕と緑のピッチとインクの匂い
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『暴力教室』~ロック・アラウンド・ザ・クロック

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 最近、50年代のアメリカンポップスに凝ってきたので、今日はロックのはしりとなったというこの曲を。

 1955年の映画です。監督は、リチャード・ブルックス。

 さて、白状しますと、この映画、観たことがありません。一度観たいと思いながら、観る機会がないまま、ここまで来てしまいました。

 ニューヨークに赴任した高校教師が、荒れる教室に悩むという話です。教師役をグレン・フォード。その妻を、アン・フランシス。教室を荒らす不良少年のボスを、ヴィック・モロー。生徒のひとりをシドニー・ポワティエが演じています。優等生イメージの強いポワティエさんが、善側なのか悪側なのかは不明です。

 動画でもわかる通り、ヴィック・モローのキレ方がさすがですね。『コンバット!』のサンダース軍曹は、味方だと凄く心強いけれど、敵には回したくないタイプでした。まさしく、ダークサイドに落ちたサンダース軍曹という感じですね。

 グレン・フォードも真面目なイメージの強い人なので、きっと悩める教師を熱演していたのではないでしょうか。その妻が、華やかなイメージのあるアン・フランシスというのがちょっと意外です。
 
 そして、この主題歌。ビル・ヘイリーとコメッツの「ロック・アラウンド・ザ・クロック」は、沢山の方がご存じの名曲かと思います。54年に発表された曲ですが、最初は人気が出ず、この映画の主題歌として使われて、爆発的なヒットをしたそうです。「ロックンロールの最初で最大のヒット曲」と言われているそうです。

 ロックを聴くのは不良少年なんて言われた時代がありましたが、それはこの映画の印象から来るものなのかな、なんてちょっと考えてしまいました。その後、ロックが世界中をどれほど席巻したのかはご存じのとおりです。

 今聞いても古びた感じがしない曲。映画がますます見たくなります。

 映画をご覧になった方がいらっしゃいましたら、是非ご感想をお聞かせ下さい。


Blackboard Jungle [DVD] [Import] (2005)/Glenn Ford,Anne Francis,Vic Morrow

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