俳優の穂積隆信さんが、亡くなられました。享年87。
再放送でしたが、『飛び出せ!青春』だったでしょうか。柳生博さんと、教頭かなんかの悪のやりとりみたいなのを、面白おかしく演じていたのを覚えています。
そして、『積み木くずし』の原作者でもありますね。大きなブームになりました。不良になった娘と、親との壮絶な確執を描く作品であり、ドラマ化もされました。
役者としては、脇で味のある役者さんで、ちょっとワルな魅力もありました。
しかし、私にとっては、彼はベイカー先生。『大草原の小さな家』の、ウォルナットグローブのただひとりのお医者様ベイカー先生の声を演じていた人です。小さい頃から、聞いてきた声。ベイカー先生といえば、穂積さん。穂積さんと言えば、ベイカー先生。それぐらい、印象深い人でした。温かい声で、病身の人をほっとさせる声でした。親友のハンソンさんとの、丁々発止は名物で、時計の話も面白かったなあ。懐かしいです。
ベイカー先生、さようなら。
ご冥福をお祈りいたします。