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LA BOUM
1980年フランス映画 カラー 111分
監督 クロード・ピノトー
出演 クロード・ブラッスール ブリジット・フォッセー ソフィ・マルソー ドニーズ・グレイ
10月のパリ。新学期を迎えた13歳のヴィック・ベレトン(ソフィ・マルソー)は、転入生。歯科医のパパ、フランソワ(クロード・ブラッスール)と、漫画家志望のママのフランソワーズ(ブリジット・フォセー)に囲まれ、幸せな生活を送っている。恋に恋する複雑なお年頃。ブーム(パーティ)で出会った男の子マチューに恋心を抱く。曾祖母のプペット(ドニーズ・グレイ)に、恋愛指南を受けて、何とかマチューとの恋を成就させようとするが……。
フランスで大ヒットとなり、日本でもやはり大ヒットした青春映画です。700人の応募者の中から選ばれたソフィ・マルソーのデビュー作です。当時、テイタム・オニール、ダイアン・レインなどのティーンスターが大人気でした。そこに出てきたのが、ソフィ・マルソーなのですが、アメリカンガールとはまた違ったキュートな魅力で、大変人気がありました。
また、リチャード・サンダーソンが歌う主題歌「愛のファンタジー」も大ヒットしました。聞けば、絶対にわかるはず。
主役は、13歳から14歳になる女の子。青春映画というには、ちょっと幼いですね。出てくる子たちも、まだ幼い感じ。でも、恋には関心のあるお年頃。週末のブーム(パーティ)が、彼らの一番関心のある出来事です。誰かの家で、ロックをガンガンかけて踊るパーティ。とは言っても、みんな子供ですから、両親に送ってもらって、両親に迎えに来てもらいます。パーティが終わるのを待っている、そして電話の列に並ぶ両親たちには思わず苦笑。年頃の子供を持つと苦労しますね。
話は、並行してヴィックの両親のことも描いていきます。いや、どちらかというと、こちらの方がメインかも。歯医者の父親と、マンガ家として芽が出てきた母親。ふたりは愛し合っていて、ヴィックも双方の愛を受けて、我儘を言うゆとりもある幸せな家族なのです。でも、その父親と母親の関係に大きな変化が訪れます。父親が浮気していたのです。当然、妻は怒ります。夫は、謝れば元に戻れると思っていたのでしょうが、そんなに簡単に行く問題ではありません。ということで、ふたりの関係には、大きなひびが入ります。
母親を演じるのは、ブリジット・フォセー。『禁じられた遊び』の主人公ポーレットちゃんです。ソフィ・マルソーの母親役には若すぎますが、彼女もそういった役を演じる年齢になってきたということですね。ポーレットちゃんはとても可愛かったけれど、そのまま美人になりました。元有名子役と、この映画で大きく羽ばたいた新人子役が母娘役を演じた映画でもあるのです。
パーティの時、ソフィ・マルソーに、後ろからヘッドホンをかけるシーンが有名でしたね。
曾祖母役のドニーズ・グレイも、とてもキュートです。いくつになっても恋をし続けるのは、さすがフランス人!
トレイラーです。