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Channel: 銀幕と緑のピッチとインクの匂い
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『ラン・ローラ・ラン』

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ラン・ローラ・ラン [DVD]/ポニーキャニオン

¥2,700
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LOLA RENNT
1998年ドイツ映画  カラー 81分
監督 トム・ティクヴァ
出演 フランカ・ポテンテ モーリッツ・ブライブトロイ ハイノ・フェルヒ  ヨアヒム・クロール

 
 ある夏、ローラの元に恋人のマニから電話がかかってくる。ボスから預かった10万マルクをなくしたために、ボスから殺されるというものだった。あと20分で10万マルクを作らなければならない。ローラは、マニのために、走り出す……。


 
 タイトルの通り、ヒロインのローラがひたすら走る映画です。マラソン映画でも、ランニング映画でもなく、ローラが走るのは、ひたすら恋人のマニのためです。マニのために、20分以内に、10万マルクを工面するために、ひたすらベルリンの街を走り回るのです。


 アイデアが面白いですね。タクシーでも乗ればいいものを、ローラはひたすら走るんです。走る方が、案外小回りが利くのかも。ローラの父は、銀行家で、父親のところに助けを求めるのですが、おかげで知らずに済んだことを知ってしまったり。


 映像は、実写だけではなく、アニメでも描かれます。そして、テクノが炸裂。ネタバレになるので書けないのですが、とにかくローラは走り続けます。本国ドイツでは、大ヒットした映画です。フランカ・ポテンテが走っている姿も格好良いんですね。


 ローラだけではなく、周囲の人々の人生も、ローラによって変わっていくのも面白いですね。

 
 とんでもない大金なのに、「愛の力で助けるわ」などと宣言してしまうローラ。果たして?


 アイデア勝負の映画です。エンディングをどう考えるかは、人それぞれでしょうか。私は、いまひとつ納得できませんでした。でも、このアイデア、見て損はないです。
 
  

 トレイラーです。







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