カルロス・マルチェナが、現役引退を発表しました。
色々なチームを渡り歩きましたが、敢えて元バレンシアのマルチェナと言わせて頂きます。現に、バレンシアでリーガとUEFAカップのタイトルを獲りました。
大御所ディフェンスであり、まさしくバレンシアの鉄壁な守備の要だったアジャラの隣で、若きセンターバックとして成長していきました。そして、やがてレギュラーとして活躍するようになりました。
スペイン代表の常連にもなりました。マルチェナは、バレンシアの先輩たちより若かったが故に、ユーロやワールドカップのタイトルを獲ることも出来ました。代表の試合では、マルチェナが出ると負けないという記録を作っていました。
私が持っているバレンシアの写真集では、絵の道具を一式持って歩いていました。趣味は絵画なんでしょうか。
バレンシアの黄金時代を築いたバリバリのレギュラーです。懐かしい懐かしい選手です。
しかし、バレンシアが貧乏になっていき、スター選手を次から次へと売らなければならなくなり、彼も売られたひとりでした。
去る時の彼の言葉が泣けました。「僕の移籍金が新スタジアムの柱の一本にでもなるといいね」。バレンシアで最も良い時代を過ごしたこともあり、バレンシアを愛してくれた選手でした。
ありがとう、マルチェナ。お疲れ様でした。
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マルチェナの引退
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