昔から、シュトーレンに憧れていたんです。
シュトーレンは、ドイツのクリスマスのお菓子で、クリスマスまで少しずつ少しずつスライスして食べていくお菓子です。ドライフルーツとナッツがいっぱいで、熟成すればするほど、美味しいお菓子とされています。
でも、今まで売っているのを見たことがなかったんですよ。ところが、友人が初めてシュトーレンを買ったとネットに写真をアップしているのを見て、俄然食べたくなったんですね。ケーキ屋さんにあるかもしれないということですが、私が知っているケーキ屋さんにはないのです。知らないケーキ屋さんに入って、シュトーレンがなかったら出てくる、って恥ずかしくて出来ないし……。
そこで、思いついたんですよ。輸入食料品店ならあるんじゃないかって!行ってみたら、ありました!しかも、いくつかの種類がありました。ですから、清水の舞台から飛び降りて、クランベリーのシュトーレンを買ってみました。
ドイツ直輸入のお菓子で、ずっしりとしたかなりの重さがあります。ナイフを入れたら、私ごときの力では簡単に切れないぐらい硬い。普通のフルーツケーキと思ったら、大間違いでした。
味は、質実剛健でした。お酒が効いていて、酔っ払いそうでした。
日本のケーキ屋さん製なら、もうちょっと優しい味だったのかな。