
私は言えない派!
本文はここから「お金返して」って言えるか、というブログネタです。
私は、家族じゃないと言えないですね。余程、仲の良い友達か。大人になってからどうだったか覚えがありません。でも、大人になって、すぐにお金を返さないというのは、良識を疑われると思うんですよね。
本屋さんに何か買いに行った時、以前注文していた結構高い本が届いたと言われて、手持ちが足りなかったんですよ。「いいから、持って行って」と言われて渡されたんですよね。その日は、おかげさまでお給料の日で、お給料入ってから、その日のうちにすぐに返しにいきました。本当は、いくら相手がそう言っても、貰ってきちゃいけなかったですよね。相手の方が、いいからいいから、という雰囲気で、断ると悪い気がしたんですよね。
話がずれました。
遥か昔、中学一年生の時の出来事です。委員会の後、隣のクラスの子と一緒に帰ったんですね。名前しか知らなかった子なんですが、委員会の後は、よく一緒に帰っていました。その子が電話をかけたいから、10円貸して、って言ったんですね。持っていたので、貸したのですが、私の記憶が間違っていなかったら、返して貰えなかったんです。でも、返して、って言えなかったんです。
たった10円です。そこまで執着することか?と思われるでしょうね。今、思うと笑い話なんですけれど。
私は、小学生の時も中学生の時も、毎月のお小遣いが500円だったんです。500円のうちの10円って、結構大きいんですよ。10円足りなければ、何も買えないですからね。
10円のことですから、相手も悪気などなく、忘れてしまったのでしょう。それでも、私はもやもやしたものを抱えながらも、返してくれって言えなかったんですね。
しつこい、しつこい想い出です。10円のことを未だに覚えている私は、結構、せこい(笑)。