スター・トレック イントゥ・ダークネス [Blu-ray]/パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン
¥2,571
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STAR TREK INTO DARKNESS
2013年アメリカ映画 パラマウント カラー 123分
監督 J・J・エイブラムス
出演 クリス・パイン ザッカリー・クイント カール・アーバン ベネディクト・カンバーバッチ ゾーイ・サルダナ ジョン・チョー サイモン・ペッグ ブルース・グリーンウッド アリス・イヴ ピーター・ウェラー アントン・イェルチン
2009年にJ・J・エイブラムスが製作した『スター・トレック』の第2作です。
USSエンタープライズの艦長ジェームズ・T・カークは、前作で登場したクルーたちと共に惑星探査をしていた。しかし、スポックの危機を救ったことで、規律違反に問われ、艦長を解任されてしまう。そんな時、恐るべき敵ジョン・ハリソンが、クリンゴンの星に逃亡したことから、再び艦長に返り咲き、エンタープライズでハリソンを追う旅に出ることになる。
前作でエンタープライズの新しいクルーとなったメンバーが全員集合。それだけでも嬉しい映画です。クリストファー・パイクも登場し、さらにお偉方にピーター・ウェラーも出てきます。そして、クルーに新しく加入するのがアリス・イヴ。役名はキャロル……。
すっかり売れっ子になったベネディクト・カンバーバッチが、恐るべき敵ジョン・ハリソンとして登場します。『SHERLOCK(シャーロック)』で売れっ子になった彼ですが、ここではまた違う、根っからの悪役を、不気味に演じています。ジョン・ハリソンは、何と言ったって宇宙を牛耳ろうというくらいですから、並大抵の悪じゃないです。地球上のどんな悪だって叶わないくらい……。
そんな彼に、カークをはじめエンタープライズの面々が挑みます。
この作品はもう……オリジナル映画第2作へのオマージュで溢れています。どこが?うーむ、言えません。でも、登場人物の名前もしっかり聞いてみて下さい。そして、シーンもしっかり見て下さい。あの人だ!あのシーンだ!というところが満載。
カークは相変わらず若く無鉄砲だし、あまり成長していません(笑)。でも、艦長としての責任感は少しずつ身に着けているようです。ドクターは、主任医師らしくなっています。スポックとの丁丁発止がちょっとだけ出てきたのが嬉しいところですが、勿論これぐらいでは飽き足りません。
スポックは、少しは感情のコントロールが上手くなってきたかと思いきや……。このあたりは、どうもピンときません。一番ピンと来ないのがウフーラとの恋で、スポックには、やはりうんざりするくらい論理的で居て貰いたい私としては、どうしてもしっくりきません。そもそも、スポックに憧れていたのは、クリスティン・チャペルなんですよね…。それが頭にあるから、受け入れられないんでしょうか。
あと、クルー、特にスコッティがカークにため口なんですよね。これは、あり得ない。カークにため口をきくのは、クルーの中でドクター・マッコイだけです。それは、ドクターが随分年上かつ友人であるからでしょう。ついでに、カーク艦長を罷免する権利を持っているのは、主任医師だけです。
主役のクリス・パインは、『白バイ野郎ジョン&パンチ』で、ジョン&パンチのボスだったロバート・パインの息子さんだったということを知りました。2世俳優だったのですね。
何だか、苦言の方が多くなってしまったような気がしますが、それは私がオリジナルが好きだから。あの当時とは技術が違う今、やっぱり迫力やアクションには凄いものがあります。前作よりパワーアップした感もあります。敵もさらに強くなりました。敵が強ければ強いほど、物語が面白くなるという典型です。
色々オリジナルと違う部分は、○○○だからとわかってはいるのですが、違和感を覚える部分を除いても、ああ、スタートレックを見ているんだな、と思わせてくれる作品です。
トレイラーです。
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『スター・トレック イントゥ・ダークネス』
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