- タワーリング・インフェルノ [Blu-ray]/ワーナー・ホーム・ビデオ
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昨夜、『タワーリング・インフェルノ』を吹き替えキャストを一新した新録音で放映していました。ちらちら見ていましたが、懐かしかったです。
この映画は中学3年の頃、TV放映で見て、はまりました。圧倒的な迫力と人間模様、当時既に映画ファンを自認していた私には、豪華キャストも魅力でした。
大スターだったスティーブ・マックイーンとポール・ニューマンの共演も話題で、どちらの名前を先に出したほうがいいのか迷った制作側が、右と左に分けて、さらに高低の差をつけて同格にした、という話も聞きました。他にも、ウィリアム・ホールデン、フェイ・ダナウェイ。フレッド・アステア、ジェニファー・ジョーンズなんて古い映画ファンなら泣いて喜ぶ名前から、ロバート・ヴォーンやロバート・ワグナー、リチャード・チェンバレンなどが出演していました。
私は、その前に映画館で観た『シンデレラ』でリチャード・チェンバレンを知って、王子様のイメージが強かったので、悪役は何だかピンとこなかったです。心に残るのは、大スターアステアとジェニファーさんとのほのかな愛。「リゾレット!」と呼ぶアステアの声はいつまでも心に響くものでした。
そして、さらにそりゃあハンサムだったロバート・ワグナーの「僕は学生時代陸上部だったんだ(でしたっけ?)」ってところ。あと、マックイーンがエレベーターで部下を…(これ以上はネタバレになるので言えない)ってところと、ポール・ニューマンがジェニファー・ジョーンズと子供たちを救い出すところ、など実に見どころの多い作品でした。
高層ビルから出火する恐ろしさ、火事の際エレベーターを使わないこと、などいろんな教訓もくれました。アメリカでは最も尊敬されている仕事という消防士さんたちの命を賭けた活躍にも感動しました。
ただ、この映画を観てから、展望エレベーターが駄目になって極力乗らないようにしていたのですが、良く通っていたデパートの一番上にある映画館には、展望エレベーターで行くしかなかったので、いつも冷や冷やしながら乗っていたものです。
そんな思い出がいっぱい詰まった映画。何度でも見返したい、何度見返しても飽きない名作です。
では、オープニングのワクワクするような音楽と、キャストをどうぞ。