世界フィギュア　男子ショートプログラム

　五輪メンバーで来ない人が多くて、ちょっと淋しいフィギュアの世界選手権ですが、始まってみるとやっぱり見てしまうんですよね。

　今日は、町田君のエデンの東が素晴らしかったです。この音楽も大好きだし、このプログラムも大好き。冒頭の４－３も決まって、ノーミスで素晴らしい演技でした。高得点も納得です。本人も感極まる演技のようでした。

　五輪チャンピオン羽生君は、冒頭４回転で転倒。五輪では完璧な演技でしたが、彼も人間だった、ということで。

　高橋大ちゃんの怪我で急遽出場が決まった小塚君も、たった３週間の準備期間で、よくここまでまとめあげてきたと思います。

　日本勢３人とも、フリーの最終グループですね。

　嬉しいのは、トラ君ことトマシュ・ベルネルが素晴らしい滑りをしてくれたこと！彼も４回転不遇の時代から、４回転にこだわってきた人。そんな彼が、１年か２年か、遂に４回転をプログラムから抜いたときは、彼の心も折れてしまったのか、と思いました。それからもあまりぱっとしない状態だったけれど、最後の世界選手権。４回転も決まり、会心の出来でした。ただ、これで引退してしまうのかと思うと、淋しくてなりません。何とかメダルに届かないでしょうか。

　意外だったのがアメリカのジェレミー・アボットで、今までの世界選手権の最高順位が５位とのこと。メダルを取っていたようなイメージがあったのですが、取れていなかったのですね。彼もこれが最後。メダルを取らせてあげたい人です。

　でも、メダルがいくつあっても足りませんね

　最後に大好きなブライアン・ジュベール。今回の世界選手権には参加していません。彼も引退します。最後に世界選手権で、日本で見られると思っていたのに。お友達が教えてくれたところによると、「もう世界選手権でやり残したことはない」とのこと。ああ、そうですね……。彼は世界選手権に強くて、もう沢山メダルを取ってきました。金銀銅すべての色のメダルが揃っています。やり残したことは……ありませんね。でも、凄く淋しいです。もう２度と見られないのね……（涙）。