昨夜、2度目の記事をアップして、さあ寝ようとしたその時、とんでもないことが起きまして、またもや家人が救急車にお世話になる事態となってしまいました。
大きな声で「何だ、これ!?」と叫んでいるので、見てみたところ、足首の内側から大量の出血が……。まさしく、血が噴水のように噴出している状態で、パニック状態になりました。それも、どこかで切ったりした覚えは全くなく、全然痛くもないと言います。まるで振ってわいたような騒ぎになり、とにかく噴水箇所をひたすらティッシュで押さえましたが、一瞬で真っ赤に染まります。押さえているように言って、近所の救急を扱っている病院に聞いてみましたが、診られる先生がいないので、救急車を呼んだほうがいいと言われ、救急車をお願いしました。
戦争映画で怪我をした兵隊から、血が噴き出す、というまさしくそういう状態で、勿論、そんな場面に遭遇したのは初めて。どうしていいかもわからず、ひたすら出血箇所を押さえ続けました。救急救命士の方々が来てくださった頃には、出血も治まってきており、止血手当をして頂いたあと、救急車に乗りました。
ところが、受け入れ先が見つからない……。ひとつ聞き、断られ、またひとつ聞き、断られ……。救急士の方が、「わかりました。またお願いします」とおっしゃるのを、ああ、またダメだった…と聞く時の思いときたら……。
やっと受け入れて下さったのは、5年前に家人がくも膜下出血で運び込まれ、緊急手術をした病院でした。また、夜中にこの病院に、救急車で来る羽目になるとは。
どうしても。5年前のことが思い起こされ、助かるかどうかわからない状態で、一昼夜待ったあの時の思いが蘇り、実はその時のことが大きなトラウマになっているので、堪らない状況でした。
手当をして頂き、出血も治まったので、色々説明を受け、これこれの疑いがあるので、病院を紹介して下さる機関を教えて頂き、家人は今そこに行っております。一緒に行こうと思ったのですが、帰ったのが朝の5時過ぎで、当然の如く、ほとんど眠れず、持病の頭痛が勃発し、どちらが病人かわからない状態なので、断念しました。本人は、歩くことも出来るようになり、幸い近所の病院を紹介して貰えたので、助かりました。どんな風に言われるのか、これからもそこで診てもらえるのかどうか、まだわかりません。
朝の4時や5時に、遠くの救急から外に出て、どうやって帰るか途方に暮れていた我々の前に、神の遣いの如く、タクシーが一台。大きな救急があるので、きっと待機していたのでしょう。助かりました。
うちは賃貸で、部屋や廊下が絨毯敷きになっているので、血液の汚れが落ちず、完全にスプラッタ状態になっております。絨毯は、退去の時は張り替えるので、自分たちが我慢すれば済むことですが、下まで沁みている可能性が大だから、敷金がどれだけ返ってくるか(汗)。
どんな時にでも、冷静に対応してくださり、コートや靴を持つように、戸締り、火の元の確認まで声をかけてくださる救急救命士の皆さんには、誠に頭が下がります。どれだけお礼を言っても言い足りないです。最後に勿論深々と頭を下げ、お礼を言いましたが、他の方々の姿が見当たらず、皆様にお礼が言えなかったのが心残りです。
深夜にも関わらず、診て下さったお医者様、看護師さん、そして家に連れて帰って下さった運転手さん、皆さんに深くお礼を申し上げます。
まだどういう風に治療が進展していくのか見当もつきませんが、大量出血を止めて下さった方々に大きな感謝を捧げます。
皆様、もし万が一こういう事態に遭遇されましたら、とにかく傷口を強く押さえてください。それで正解だとお医者様におっしゃっていただきました。さらに、止血帯のようなものができればよかったのですが、そのようなものもなく、手を放すことも出来ず。
さらに、皆様、常にお財布には保険証と、ある程度のお金、そして小銭を入れておいてください。いざ救急車となった場合、パニックでお金を改めて用意したりできないものです。必ずある程度の金額がかかると思ったほうがいいです。5年前の経験で、そのあたりは対処できたことは、せめてもの幸いでした。
沢山の方々の力で生かしてもらっている。つくづく、そう思いました。しかしながら……、本当に人間の1分先はわからないです。明日のことじゃない、1分先です。何が起こるかわからない。今日の日を無事に生き延びられたことを、感謝して生きようと思いました。
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また救急車にお世話になりました…
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