Quantcast
Channel: 銀幕と緑のピッチとインクの匂い
Viewing all articles
Browse latest Browse all 3696

『大草原の小さな家』第2シーズン 「メアリーの眼鏡」

$
0
0

 

メアリーは最近成績が下がったことを心配しています。通知表を見せられた父さん、母さんも心配になります。それでも、父さんはそういうこともあるさ、と楽観的ですが、母さんは心配してビードゥル先生に相談に行きます。メアリーは、家でも熱心に勉強しているので、成績が下がった理由がわかりません。ビードゥル先生は、このままだと留年もあり得るかも、と言い、ますます、母さんの心配は募ります。

 

夜も熱心に勉強するメアリー。ランプの灯がついているのに気づいて起きてきた父さんは、勉強を教えてくれますが、ひょんなことから、メアリーの視力が悪くなっていることに気がつきます。「言えなかったの」と泣くメアリーを父さんは黙って抱きしめます。父さんは、メアリーをマンケイトの町に連れていき、眼鏡を作ってあげます。眼鏡をかけたメアリーは、いろんなものが綺麗に見えるようになって大興奮。早速、学校にも眼鏡をかけていきますが、ネリーとウィリーが眼鏡のことをからかって……。

 

 

「姉さんのこと、からかったら、殴ってやるから」と勇ましいローラ。

 

黒板も綺麗に見えるようになって、勉強に何の支障もなくなったメアリーでしたが、皆にからかわれて、傷ついてしまいます。

美人は、眼鏡をかけても美人なんですが。

 

 

眼鏡美人のビードゥル先生。

 

 

この話を初めて見た時は、眼鏡に縁がなかった私ですが、中三から、眼鏡女子となった私にとって、再放送からはなかなか辛いお話でした。

 

黒板を見るためには、なくてはならない眼鏡でしたが、メアリーはあれだけからかわれて、どれだけ辛かったか、その気持ちはわかります。私の時代には、眼鏡なんて当たり前のもので、からかわれたことなんてありませんでしたが、あの時代は珍しいものだったんでしょうね。そして、高価なものだった。インガルス家が眼鏡を買えたことは、ちょっと不思議ではありましたが、収穫が終わってお金がある時期だったのでしょうか。

 

ヒッチコックがよく使う手なんですが、眼鏡をかけた女性が前にいて、男性はなんとも思わないんですが、その彼女が眼鏡を外した途端、はっとするような美人だった、というお話。『断崖』のジョーン・フォンテーンも、『白い恐怖』のイングリッド・バーグマンもそうでした。いやいや、あれだけの超美女たち。眼鏡をかけていても、十分過ぎるぐらい美女なんですが、男の人はそう思わないのかな。

 

それで、私なんですが、学生時代と就職してからしばらくは、遠いものを見る時だけ眼鏡をかけていましたが、いつの間にか、始終眼鏡をかけていなければなくなってしまいました。コンタクトも試したんですが、どうも、あの目に異物感がありありなのが、苦手でした。だから、コンタクトは、冠婚葬祭だけに使うものになってしまいました。それ以外は、ずっと眼鏡です。勿論、今このブログを書いている時も眼鏡をかけています。

 

女の子に眼鏡は、みっともないなんて偏見、今もあるんでしょうか?とんでもないことです。そんな偏見、早くなくなって欲しい。眼鏡はもう、顔の一部なんです。

 

ところで、メアリーがこの頃着ていた、青いエプロンドレス、凄く好きなんです。メアリーに似合っていますよね。可愛い。メアリーは、その青い瞳と同じ青色が良く似合うと思います。

 

 

 


Viewing all articles
Browse latest Browse all 3696

Trending Articles