俳優のリチャード・ラウンドトゥリーが2023年10月24日に逝去しました。享年81。すい臓がんのため、ロサンゼルスの自宅で亡くなったそうです。
リチャード・ラウンドトゥリーといえば、1971年の『黒いジャガー』。この役で、主人公のシャフトを演じ、スター街道を登りました。実は、『黒いジャガー』は、見ていないんですよね。見る機会がなくて。でも、写真を見るだけでも、格好良い人ですよね。
リチャード演じる初の黒人アクションヒーローはブラックパワーの象徴となり、アイザック・ヘイズが作曲した「黒いジャガーのテーマ」はアカデミー賞歌曲賞に輝きました。あの、「シャフト!」という曲、格好良いです。
それを受けて、1972年の『黒いジャガー/シャフト旋風』、1973年の『黒いジャガー/アフリカ作戦』と映画3部作が作られたほか、1973年から1974年には米CBSにてTVシリーズが放送されました。
リチャードはその後、サミュエル・L・ジャクソンがシャフトに扮した映画2本にも特別出演しています。
ドラマでは『ROOTS/ルーツ』『エイリアス』『デスパレートな妻たち』『HEROES/ヒーローズ』『ファミリー・ストーリー~これみんな家族なの?~』、映画では『セブン』『BRICKブリック』『ハート・オブ・マン』といった作品に出演していました。
ドラマ『グレイズ・アナトミー』で、突然プレストン・バークの父親役で登場したときはびっくりしました。
残念ながら、あまり出演作品には出会っていないのですが、この方がハリウッドにもたらしたブラック・パワーの物凄さはそれからのハリウッドにも大きな影響を与えたと思います。
安らかにお休みください。