CONVOY
1978年アメリカ映画UA カラー 110分
監督 サム・ペキンパー
出演 クリス・クリストファーソン アリ・マッグロー アーネスト・ボーグナイン バート・ヤング シーモア・カッセル フランクリン・アジェイ
ラバー・ダック(クリス・クリストファーソン)は、大型トラック、コンボイの運転手。型破りで、コンボイ集団のボス的な存在だった。ライル・ウォーレス保安官(アーネスト・ボーグナイン)とは、対立状態にあり、しばしばトラブルを起こしていた。ある時、黒人運転手スパイダー・マイク(フランクリン・アジェイ)が妻の出産のためにテキサスに戻ったら逮捕され……。
あのサム・ペキンパーが撮った思いっきりアクション爆発の爽快な映画です。ラバー・ダックは、コンボイの運転手。広大なアメリカの大地を、荷物を積んで駆け抜けます。ある時、メリッサ(アリ・マッグロー)と知り合い、メリッサはコンボイに同乗することになります。
しかし、コンボイの運転手は過酷な仕事でもあります。特に、黒人運転手は差別されます。仲間の黒人運転手スパイダー・マイクは、妻の出産のためにテキサスに戻っただけで逮捕されてしまいます。ラバー・ダックは、スパイダーを救うべく、テキサスに向かいます。ところが、いつもラバーの前に立ちはだかる保安官が、それを阻止しようとします。名優アーネスト・ボーグナインが演じるこの保安官は、「俺が法律だ」と言わんばかりの態度で、常にラバーといざこざを起こしています。そんな中、ラバーは、州境ニューメキシコへ。コンボイ同士が無線のやりとりを行い、あのブーというホーンを鳴らし、物語はクライマックスに向かいます。男同士の熱い友情に、ジーンとしてしまいます。
クリス・クリストファーソンが大好きな私には、嬉しい映画です。サム・ペキンパーの映画としては軽いと言われていますが、肩を張らずに見ている映画があってもいいじゃないですか。クリスとアリ・マッグローの関係が中途半端に終わりましたが、クリスにはひとりでいて欲しいので(苦笑)、それもいいと思います。
トレイラーです