NHKの番組『猫のしっぽ カエルの手』で知られるベニシア・スタンリー・スミスさんが21日午前8時33分、誤えん性肺炎のため自宅で亡くなりました。享年72。
イギリス貴族の家に生まれ、19歳でインドに移り、1971年に来日。78年に、京都大学の近くで英会話学校を開きました。96年に大原の築約100年の古民家に家族で移住。山里の四季の移ろいの中で、ハーブや花を育て、伝統を尊重しながら生きる暮らしを、新聞連載や、講演、TV番組を通して伝えてきました。夫は山岳写真家の梶山正さん。
母が、ベニシアさんの大ファンで、時々一緒に番組を見ることがありました。彼女の周りは、いかにもイギリス田園風のスローライフが広がっていました。母によると、最近は随分弱っている姿を見ることがあり、心配していたそうです。72歳はあまりに早い。もっともっと、発信して欲しいことが多かったです。
安らかにお休みください。