オリンピックが終わってしまいました。淋しいですねえ。
毎日見るのは、疲れるけれど、やっぱり特別な17日間なんですよね。特に今回は、最初のうちはフィギュアが朝早かったから、大変だったけれど、良い結果が出たので、満足です。
メダルを獲れた人も、獲れなかった人も、みんな頑張りましたね。
そんな中で、印象に残ったのが、高木菜那選手です。パシュート決勝では、あと少しというところでまさかの転倒。平昌で金メダルを獲ったマススタートでも、同じような転倒をしてしまいました。気持ちはいかなるものか、と。
かつて、アメリカにダン・ジャンセンというスピードスケートの選手がいました。世界記録も持っている強い選手でした。勿論、オリンピック金メダル候補です。ところが、カルガリーの五輪の前に愛する姉が白血病のために亡くなってしまい、そのショックでダン・ジャンセンは転倒してしまい、走り抜くことが出来ませんでした。
4年後のアルベールビル。ダン・ジャンセンの強さは健在で、今度こそ、金メダルを、と彼は帰ってきました。ところが、なんとまた彼は転倒してしまったのです。もうトラウマになっているのではないかと思いました。
次のリレハンメル。彼はまだ世界記録を持つトップ選手として出場。ところが、得意の500mで良い成績を出せませんでした。でも、残された最後の1000mで、彼はついに金メダルをつかんだのです。ダン・ジャンセンのファンだった私は、泣きまくりました。
菜那選手にも、こんなトラウマが残らないように、と祈ります。
皆さん、素晴らしいレースや演技を見せてくれてありがとう!
さあ、余韻を楽しみたいところですが、ウクライナと台湾が心配です……。