昨夜、バレンシアのヴァスの応援がしたくて、ちょっと遅かったけれど、デンマーク対フィンランド戦を見ていました。そうしたら、前半終了間際、デンマークのスローインの時に、突然ピッチにいたエリクセン選手が倒れました。何が起きたのかさっぱりわかりませんでした。
ピッチにいた選手が、すぐにドクターへ合図を送り、処置班がすぐに走りました。デンマークの選手たちが、エリクセン選手の周囲を取り巻いて、見えないようにしていましたが、隙間から心臓マッサージをしているのが見えました。選手達の中には泣いている人もいたし、サポーターも泣いていたし、もう私も泣けてきました。とにかく、頑張れ!の思いだけでした。
その思いが実って、エリクセン選手はピッチから運び出される時は意識を取り戻していたそうです。そして、病院に搬送され、検査を受け、落ち着いているとのこと。助かって良かった!
エリクセン選手は10番を背負うチームの要。国では英雄だったことでしょう。今回、主将が倒れたエリクセン選手の口に指を入れ、舌を出して気道を確保したそうです。そのまま、救急班に交代したとのこと。この主将のとっさの行為、見事です。結果的には、動かさず、ピッチの上で心臓マッサージやAEDをすぐに使えたことが今回の結果につながったようです。
本当に良かったです。エリクセン選手がどうなったのかわからなくて、ネットサーフィンして夜も遅くなったのですが、やっとUEFAからエリクセン選手が意識を取り戻して無事との声明が出て、安心して眠ることが出来ました。
私の大好きなエマニュエル・プティ選手も、その昔、サッカーのピッチに立っていたお兄さんを心臓病で亡くしました。それからサッカーが出来なくなってしまったのですが、ベンゲル監督が心のケアをしてくれて、再びサッカーを始めたそうです。
サッカーには、こういった事故がかつてもありました。ユーロの二日目ということで、正直非常に肝が冷えましたが、もう何もありませんように。