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Channel: 銀幕と緑のピッチとインクの匂い
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今、男子バレーボールが面白い!

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バレーのワールドカップも、いよいよ終盤にかかってきました。、



あと2試合を残して、日本は、6勝2敗の4位。W杯史上初の5連勝を果たしました。まだ、2敗しかしていないというのも驚きです。今まで、女子はそこそこ頑張って、男子に移ってがっくん、というのがパターンでした。正直なところ、こんな展開は予想していませんでした。



4位ということでメダルが見えてきましたが、今日の相手はブラジル。全力を出しても勝てるかどうかはわからない相手。実際、メダルは厳しいものかもしれませんが、メダルを狙える位置にいるということ自体が凄いことと思います。



前回、ワールドカップで銀メダルを獲ったのは、1977年。田中幹保や小田勝美、辻合真一郎、そして何よりもセッターの猫田さんがいるチームでした。ソ連のハンサム、ドロホフフィーバーが起きて、ソ連にまで会いにいった強者もいたらしいです。試合のことはあまり覚えていませんが、あの時のフィーバーは覚えています。



それから、私がアメリカ男子を追いかけていた間、日本男子はアイドル的な人気で大騒ぎでしたが、強いとは言えなかった……。今は、久しぶりに、まあ(何故、まあ、かというとW杯ではメンバーを落としている国が多いから)強いチームが出来た感じがします。



石川や西田が成長しました。特に西田を見ていると、若い選手は、試合に使われて、こうして成長していくのだな、と思います。いつも、自滅への道を辿っていたサーブミスの多さも、今回はまあ許容範囲内かも、と思います。とはいえ、まだまだサーブミスをなくすように努力しないと、自ら失点していく流れは変わりません。



日本がこんなに変わったのって、やっぱりポーランドを世界選手権優勝に導いたフランス人のフィリップ・ブランコーチの力が大きいように思います。世界を極めた人は、勝ち方を知っているんじゃないかなあ。



ホームの東京五輪では、久しぶりに面白い男子バレーが見られるかもしれません。ただし、今回メンバーを下げてきた強豪たちが、本気でメダルを狙いに来ることは忘れてはいけませんね。




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