- 10 (テン) [Blu-ray]/ブライアン・デネヒー
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10
1979年アメリカ映画 WB カラー 121分
監督 ブレイク・エドワーズ
出演 ダドリー・ムーア ジュリー・アンドリュース ボー・デレク ロバート・ウェバー ディー・ウォーレス ブライアン・デネヒー
42歳の誕生日を迎えたジョージ・ウェバー(ダドリー・ムーア)は作曲家。作詞家のヒュー・ファロン(ロバート・ウェバー)と仕事をしている。歌手のサム(ジュリー・アンドリュース)という恋人がいながら、彼は女性好きだった。街に出ると、すぐに女性の品定めをしてしまう。10点満点の何点か、という採点をするのだ。彼の採点は辛口で、ミロのビーナスさえ7点だという。ところが、信号待ちで10点満点の美女に出会ってしまったから、さあ大変……。
名匠ブレイク・エドワーズが作ったロマンティックラブコメディです。愛妻ジュリー・アンドリュースまで引っ張り出しています。
この映画は、公開時かなり話題になりました。女性を採点するなんて話は最低で、70年代後半に女性映画という分野が活気づいた時によくこんな映画を撮ったものだと思いますが、まあ、話は簡単には終わらないわけです。
主人公のジョージが見つけた10点満点の美女は、ジェニファー・マイルズ。ジョージは、ジェニファーの消息を追って歯医者である彼の父親のところに診察を受けに行きますが、そこで虫歯6本をまとめて抜かれてしまい、ハフハフとしかしゃべれずに、ひと騒動が起きたり、正統派のコメディです。そこは、ピンクパンサーの監督さんですから、安心して見ていられます。
この10点満点の美女を演じたのが、ボー・デレク。確かに美人で、スタイルがいいです。この映画で、大人気になり、映画雑誌のページを飾っていました。でも、その後パッとする映画に出会うことが出来なかったようです。私は、ボー・デレクの、暖簾みたいな、アクセサリーをいっぱいつけたコーンヘアはどうやって作っているんだろうとか、洗髪をどうするんだろうとか、そんなことばかり考えていました。
女性を採点するような困った男を恋人に持つのがジュリー・アンドリュースです。一体、彼のどこがいいのか不明です。彼女は、常識派で、一流の歌手。見どころは、何と言ってもお馴染みのヘンリー・マンシーニと組んだ音楽で、ジュリー・アンドリュースが歌うシーンでしょう。断言します。10点満点の女性より、ジュリー・アンドリュースの方がずっと良い!
というのは私の意見でして、果たしてダドリー・ムーアと10点満点美女はどうなるのか?
トレイラーです。