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TINKER TAILOR SOLDIER SPY
2011年 アメリカ・フランス・ドイツ映画 カラー 128分
監督 トーマス・アルフレッドソン
出演 ゲイリー・オールドマン コリン・ファース トム・ハーディ ジョン・ハート トビー・ジョーンズ マーク・ストロング ベネディクト・カンバーバッチ
1973年、東西冷戦下のロンドン。英国諜報部(通称サーカス)では、ソ連が英国諜報部内に送り込んだ二重スパイ「もぐら」の正体を探ろうと必死だった。サーカスのリーダー、コントロール(ジョン・ハート)は、ハンガリーにスパイを送り込む作戦を遂行して失敗。責任を取って、辞任する。かつて、コントロールの右腕だったジョージ・スマイリー(ゲーリー・オールドマン)は、再びサーカスに復帰して「もぐら」を探すように、という指令を受ける。若手のピーター・ギラム(ベネディクト・カンバーバッチ)を部下にして、スマイリーは調査を始める……。
ジョン・ル・カレの有名な小説『ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ』を映画化したものです。
これ、邦題で損していますよね。私は、サーカスといえば、象や空中ブランコのあのサーカスだと思っていましたよ。サーカスの団員に裏切り者がいる話だとばかり思っていました。英国諜報部=サーカスだと知っているスパイ小説通の人でないと、ピンと来ないタイトルかと思います。
そして、この映画、難しいのです。ジョン・ル・カレの小説だから、難しいのは仕方ないんですが、それでもやはり難しいのです。
そんな難しいストーリーを、ゲイリー・オールドマン、ジョン・ハート、コリン・ファースと名優が揃って演技アンサンブルを見せていて、そこはとても嬉しい映画なのです。そして、今売れっ子のトム・ハーディは格好良い。
イギリスのスパイと言えば、女王陛下のスパイ007が一番に浮かぶでしょうが、この映画には、そんな派手さは一切ありません。地味に、実に地味に、スパイ活動を描いていきます。どこにでもある上層部のごたごたも丁寧に描いています。
鉄のカーテンがしっかり降りていた時代。サーカスに、もぐらと呼ばれる二重スパイがいることがわかります。わかっているのは、彼らのコードネームがティンカー、テイラー、ソルジャー、プアマンの誰かだということ。
それを探るために、年季の入ったゲーリー・オールドマンが活躍するというわけです。彼の下で働くのは、金髪にしたベネディクト・カンバーバッチ。カンバーバッチファンには、金髪の彼が見られる貴重な映画でしょう。
スパイという仕事がいかに危険なのか。「身辺を整理しろ」という言葉に表れています。男女共通の「愛」がどういうものなのかも、考えさせられます。
トレイラーです。
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『裏切りのサーカス』
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