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Channel: 銀幕と緑のピッチとインクの匂い
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ボロさんじゃダメなの?

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 レアル・ソシエダ対バレンシア、0-2の敗戦。

 今年に入って3戦(正確にはひとつは、あちら時間では大晦日ですが)ありましたが、勝てていません。前節のレアル・マドリー戦は引き分けでしたが、マドリーが悪すぎて、いい試合とは言えませんでした。

 ギャリー・ネビルが監督になってから、まだ勝利がありません。まだ就任したばかりだから、と言いたいところですが、いくら何でもそろそろ勝利が欲しいです。そして、良い試合が見たい。

 しかし、ネビルがどんなチームを作りたいのか、今一つその姿が見えてこないように思います。

 まして、ソシエダ戦に至っては、采配ミスと言われても仕方ない、迷走ぶりでした。監督が迷走すれば、選手はもっと迷走します。見ていられなかった……。

 ネビルが偉大な選手であったことは知っています。ただ、どんな偉大な選手であっても、監督となればまた新たな挑戦です。上手くいっていないクラブを、いきなり監督初挑戦の人に任すことは、余りに荷が重いのではないでしょうか。もう少し、下部のチームで監督してみるとか、下位のチームで監督してみるとか。たまに、初挑戦で上手くいく人もいますが、ごくごく稀な例ではないかと思います。ネビルが嫌いとか、そういう次元の話ではないので、お間違いなく。


 クーマンの時、そして、今回、監督が降板して、苦しい状況を救ってくれてきたのが、ボロさんでした。今回も、ネビル就任までの一試合を監督して、勝利しています。観客席から、「ボ~ロ、ボ~ロ!」の声援が聞こえてきました。

 何故、ボロさんにそのまま監督を任せてはいけないのでしょうか。ネームバリューがないから?ヌーノも、「誰?」と聞かれるほど、ネームバリューはなかったです。ボロさんは、監督ライセンスを持ちながら、もうずっとバレンシアのスタッフに徹してくれている。私の想像でしかないですが、きっとバレンシアを心から愛してくれているのでしょう。

 そんなボロさんが監督では駄目なの?

 それが、駄目なら、ベニテスが手が空いたので、連れてきて欲しい。過去の郷愁と言われようとも、やはりベニテス時代の栄光は忘れられません。もう一度、彼の元で、栄華を築けたなら、などと夢を見てしまうのです。


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