ホビット 思いがけない冒険 [DVD]/ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント
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ホビット 思いがけない冒険 [Blu-ray]/ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント
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¥2,571
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THE HOBBIT: AN UNEXPECTED JOURNEY 2012年アメリカ、ニュージーランド映画
カラー 170分
監督 ピーター・ジャクソン
出演 イアン・マッケラン マーティン・フリーマン リチャード・アーミティッジ ケン・ストット ジェームズ・ネスビット イアン・ホルム ケイト・ブランシェット クリストファー・リー ヒューゴ・ウィーヴィング イライジャ・ウッド アンディ・サーキス エイダン・ターナー
『ロード・オブ・ザ・リング』の前日譚です。物語は、あの60年前から始まります。
豊かで美しいホビット庄で穏やかに暮らすビルボ・バギンズ(マーティン・フリーマン)は、ある日魔法使いガンダルフ(イアン・マッケラン)の訪問を受けます。その夜、ひとり、またひとりとドワーフたちが、ビルボの家に集まってきて、飲めや歌えやの大騒ぎ。見知らぬドワーフの一団に家を乗っ取られたビルボは、あろうことか、彼らと一緒に冒険に出るように要請されるのです。かつて隆盛を誇ったドワーフの王国は、財宝ごと恐るべきドラゴン、スマウグに奪われてしまい、今ドワーフたちは故郷を持たない身。王子トーリン・オーケンシールド(リチャード・アーミティッジ)に率いられて13人のドワーフたちは、祖国奪回を目指す旅に出るというのです。ガンダルフは、ビルボに忍びの者としての才能があると言い、同行させようとするのですが……。
原作の『ホビットの冒険』を、ずっと前に読んだことがあります。のんびり静かに、美味しいものに囲まれて暮らしているビルボ・バギンズを危険な旅に連れ出そうという企みに、ビルボ、可哀想!と思ったものでした。その原作が、3部作として映画化されました。
『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズが大好きな私としては、『ホビット』の映画化も嬉しいものでした。
映画は、年を取ったビルボ・バギンズのシーンから始まります。ビルボを演じるのは、『ロード・オブ・ザ・リング』と同じイアン・ホルム。いくつぐらいの設定なのでしょう。ホビットは長生きなので、60年経ってさすがに年を取ってはいますが、まだまだ余生は長いのではないでしょうか。
『ロード・オブ・ザ・リング』でも書きましたが、ホビット庄は、緑が多く、花が咲き乱れ、可愛くて居心地の良い家があり、食べ物が沢山ある理想の地なのです。ビルボは、多分中年ぐらい。どっぷりそんな生活に浸かっていた彼が、ほぼ無理矢理に近い形で、命がけの冒険に同行することになってしまいます。ビルボの心の中のどこかに、他のホビットとは違う冒険心のかけらがあったのでしょう。
ところが、ホビット庄を一歩出たら、外は危険なことばかり。襲い来るオークの軍団。バカでかいトロールたち。おまけに一緒に旅をするドワーフ軍団は、滅法強いけれど、騒々しくてなかなかビルボを仲間と認めようとはしません。特に、リーダーのトーリン王子は、ビルボのことを足手まといだとはっきり言う始末。ドワーフたちの頼みを聞いてやってきたつもりだったビルボは、すっかり力を落としてしまうのですが、次から次へと襲い来る敵をかわすのに精一杯です。ホビットのビルボには、力がありません。代わりに、機知で場を乗り切っていくのが、この作品の面白い点だと思います。
若いビルボを演じるのは、マーティン・フリーマン。『SHERLOCK(シャーロック)』で、ホームズの相棒ジョン・ワトソンを演じて、すっかり有名になりました。
ドワーフたちのボスであるトーリンには、リチャード・アーミティッジ。この人、大きいそうで、小さいドワーフをどうやって演じたのでしょう。トーリンは王子様だけあって、凛とした格好良さを持っていますし、とにかく剣が強い。仲間が全員逃げるまで自分が残っているシーンに、彼の王子としての責任感を見た思いです。でも、頑固さは人一倍で、ビルボのことを信じていません。そして、誰よりも、失われた王国を取り戻す夢を固く持っています。時々遠い目をして、彼らのかつての王国を思う表情が良いです。
バーリンは、ドワーフの長老さんみたいなところでしょうか。ナンバー2で、トーリンの相談役みたいな立場にいます。他のドワーフたちは、一度見ただけでは、なかなか区別がつきません。人の好いドワーフや、食いしん坊で太っているドワーフなど、様々なキャラクターが揃っています。そんな中で、私が気に入ったのが、キーリ。ドワーフは、主に剣で戦うのですが、彼だけは弓を射ります。だから、目立っています。そして、ハンサム。大切なことです。
『ロード・オブ・ザ・リング』ファンの人には、お馴染みのあの人この人もいっぱい出てきます。エルフは、年を取らないので、若いメイクも必要ありません(笑)。
『ロード・オブ・ザ・リング 旅の仲間』ほどの重いテーマは、この段階ではまだ感じられませんでした。その分、こちらの方が見やすいとも言えるとも思います。『ロード・オブ・ザ・リング』未見の方は、こちらから見ていくのもよろしいでしょう。
とにかく圧倒的な迫力と、息をもつかせぬ勢いで、次から次へと事件が起こります。ピーター・ジャクソンお得意の長尺ですが、飽きさせないところはさすがです。
トレイラーその1です。
トレイラーその2です。

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ホビット 思いがけない冒険 [Blu-ray]/ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント

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THE HOBBIT: AN UNEXPECTED JOURNEY 2012年アメリカ、ニュージーランド映画
カラー 170分
監督 ピーター・ジャクソン
出演 イアン・マッケラン マーティン・フリーマン リチャード・アーミティッジ ケン・ストット ジェームズ・ネスビット イアン・ホルム ケイト・ブランシェット クリストファー・リー ヒューゴ・ウィーヴィング イライジャ・ウッド アンディ・サーキス エイダン・ターナー
『ロード・オブ・ザ・リング』の前日譚です。物語は、あの60年前から始まります。
豊かで美しいホビット庄で穏やかに暮らすビルボ・バギンズ(マーティン・フリーマン)は、ある日魔法使いガンダルフ(イアン・マッケラン)の訪問を受けます。その夜、ひとり、またひとりとドワーフたちが、ビルボの家に集まってきて、飲めや歌えやの大騒ぎ。見知らぬドワーフの一団に家を乗っ取られたビルボは、あろうことか、彼らと一緒に冒険に出るように要請されるのです。かつて隆盛を誇ったドワーフの王国は、財宝ごと恐るべきドラゴン、スマウグに奪われてしまい、今ドワーフたちは故郷を持たない身。王子トーリン・オーケンシールド(リチャード・アーミティッジ)に率いられて13人のドワーフたちは、祖国奪回を目指す旅に出るというのです。ガンダルフは、ビルボに忍びの者としての才能があると言い、同行させようとするのですが……。
原作の『ホビットの冒険』を、ずっと前に読んだことがあります。のんびり静かに、美味しいものに囲まれて暮らしているビルボ・バギンズを危険な旅に連れ出そうという企みに、ビルボ、可哀想!と思ったものでした。その原作が、3部作として映画化されました。
『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズが大好きな私としては、『ホビット』の映画化も嬉しいものでした。
映画は、年を取ったビルボ・バギンズのシーンから始まります。ビルボを演じるのは、『ロード・オブ・ザ・リング』と同じイアン・ホルム。いくつぐらいの設定なのでしょう。ホビットは長生きなので、60年経ってさすがに年を取ってはいますが、まだまだ余生は長いのではないでしょうか。
『ロード・オブ・ザ・リング』でも書きましたが、ホビット庄は、緑が多く、花が咲き乱れ、可愛くて居心地の良い家があり、食べ物が沢山ある理想の地なのです。ビルボは、多分中年ぐらい。どっぷりそんな生活に浸かっていた彼が、ほぼ無理矢理に近い形で、命がけの冒険に同行することになってしまいます。ビルボの心の中のどこかに、他のホビットとは違う冒険心のかけらがあったのでしょう。
ところが、ホビット庄を一歩出たら、外は危険なことばかり。襲い来るオークの軍団。バカでかいトロールたち。おまけに一緒に旅をするドワーフ軍団は、滅法強いけれど、騒々しくてなかなかビルボを仲間と認めようとはしません。特に、リーダーのトーリン王子は、ビルボのことを足手まといだとはっきり言う始末。ドワーフたちの頼みを聞いてやってきたつもりだったビルボは、すっかり力を落としてしまうのですが、次から次へと襲い来る敵をかわすのに精一杯です。ホビットのビルボには、力がありません。代わりに、機知で場を乗り切っていくのが、この作品の面白い点だと思います。
若いビルボを演じるのは、マーティン・フリーマン。『SHERLOCK(シャーロック)』で、ホームズの相棒ジョン・ワトソンを演じて、すっかり有名になりました。
ドワーフたちのボスであるトーリンには、リチャード・アーミティッジ。この人、大きいそうで、小さいドワーフをどうやって演じたのでしょう。トーリンは王子様だけあって、凛とした格好良さを持っていますし、とにかく剣が強い。仲間が全員逃げるまで自分が残っているシーンに、彼の王子としての責任感を見た思いです。でも、頑固さは人一倍で、ビルボのことを信じていません。そして、誰よりも、失われた王国を取り戻す夢を固く持っています。時々遠い目をして、彼らのかつての王国を思う表情が良いです。
バーリンは、ドワーフの長老さんみたいなところでしょうか。ナンバー2で、トーリンの相談役みたいな立場にいます。他のドワーフたちは、一度見ただけでは、なかなか区別がつきません。人の好いドワーフや、食いしん坊で太っているドワーフなど、様々なキャラクターが揃っています。そんな中で、私が気に入ったのが、キーリ。ドワーフは、主に剣で戦うのですが、彼だけは弓を射ります。だから、目立っています。そして、ハンサム。大切なことです。
『ロード・オブ・ザ・リング』ファンの人には、お馴染みのあの人この人もいっぱい出てきます。エルフは、年を取らないので、若いメイクも必要ありません(笑)。
『ロード・オブ・ザ・リング 旅の仲間』ほどの重いテーマは、この段階ではまだ感じられませんでした。その分、こちらの方が見やすいとも言えるとも思います。『ロード・オブ・ザ・リング』未見の方は、こちらから見ていくのもよろしいでしょう。
とにかく圧倒的な迫力と、息をもつかせぬ勢いで、次から次へと事件が起こります。ピーター・ジャクソンお得意の長尺ですが、飽きさせないところはさすがです。
トレイラーその1です。
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